壮絶なつわりと戦った双子妊娠、夫婦で乗り越える妊娠期間
夫婦で迎える妊娠
我が家には双子の子供達がいます。
2020年11月で1歳になりました。
男、男の将来の兄弟喧嘩が恐ろしい子達ですw
妊娠期間、特に初期は本当に大変で辛い期間でした。
つわりには色んな種類があるそうで、我が家はいわゆる「吐きつわり」というタイプでした。
もちろん本当の苦しみは本人しかわからず、僕は実際に経験したわけではないので全ては理解していないと思います。
その苦しみを越えて無事に出産を迎えるには。
妊娠を夫婦で迎えるということが大事かと思います。
妊娠するのは奥さんであり、つわりと戦うのも、お腹が大きくなって苦しむのも奥さんです。
その戦いには1人で向かうのではなく、家族の支え、夫婦の力が必要です。
男にはわからない、想像も出来ない期間です。
だからこそ一緒に、向かい合って進むべきではないかと思います。
偉そうなこと言っておきながら、実際僕が奥さんにどう思われてるかわかりませんが・・w
1歳を迎えたところで、我が家の妊娠期間を振り返ってみたいと思います。
風邪?ぼんやり発熱〜妊娠判明
2019年4月。
奥さんがなんだか風邪っぽいかな?と少し体調不良が続いていました。
ちょうど仕事場の環境が変わった時期で慣れない作業と忙しさに疲れて帰ってきているんだと話していました。
その頃またタイミング良く、そろそろ子供を考えようと2人の間でも話をしていたところ。
今後の為に産婦人科にも通いだし基礎体温を測り始めたばかり。
忙しくてまだしばらく無理かなと勝手に思っていた僕ですw
体調不良が続きつつも風邪だと思い、日々の生活が続いた4月末。
夜勤明けの奥さんから連絡。
吐いた
あ・・・、と思った瞬間でしたw
帰れる自信がないから迎えにきて欲しいと言われすぐ向かいました。
当時僕は前職を辞め、次の仕事への準備期間で基本的に家にいました。
結果的に本当にこの時期で良かったなーと思っています。
具合の悪い奥さんと共に帰宅しながら途中の薬局で妊娠検査薬を購入。
確信を持ちつつも期待と不安?が入り混じった様なふわふわした時間w
結果はもちろん妊娠判定で、ついに来たかという気持ちと、もう出来たの?という気持ちで落ち着かなかったのを良く覚えていますw
その後病院で診てもらい正式に妊娠確定。
診てもらった時、女性の先生の
「あ、双子ちゃんですねー!」という言葉は忘れらませんw
壮絶な妊娠初期
妊娠検査薬で検査をして以降、やはり確信による気持ちの変化か一気に体調が悪くなってきました。
2019年のゴールデンウィーク。
10連休という大型連休に入った時でした。
初日から動けなくなり、吐きまくる日が続きます。
GW10連休により手軽に行ける病院がなく、とにかく耐えるしかないと我慢の日々。
10連休も耐えることなど不可能に思える体調でしたが、当時は病院へ向かうことすらしんどくて辛かったんだと思います。
食べては嘔吐
飲んでも嘔吐
1日に何度も嘔吐を繰り返し、あっという間に体重が4kgも減りました。
これでは体が持たない、と連休中に診れる病院を探して双子と診断。
双子ゆえ、流産の可能性なども考えながら安静にするしかないという感じでした。
病院で診てもらっても症状は変わりません。
とにかく嘔吐の繰り返し、食欲もなく食べられる物もかなり限定的になり、色んな匂いにも敏感になりました。
ほとんど食べてないので嘔吐する物が胃の中になく、ひたすら胃液を吐いたりが続きました。
カリカリ梅をチビチビと食べたり、おにぎりを3分の1、なんとか水分を取りたいので経口補水液を飲んだり。
経口補水液は夏場や体調不良で水分も中々取れないような時に助かります。
我が家はゼリータイプの方が飲みやすかった様です。
吐き気には炭酸を飲むとシュワっとして紛らわせる、というのをネットで見たので飲ませてみると即嘔吐。
自分が吐かせてしまったと激しく後悔・・・。
サプリメントの葉酸がつわりに効くと聞いたので試してみたり。
産婦人科からつわり軽減の漢方薬を処方してもらったりしました。
我が家の場合どれも明確な軽減効果は見えず、ひたすら耐える日々でした。
一日に何度も嘔吐してる様子は中々見ていられる状況ではなかったです。
食べたいと思った物、飲みたいと思った物、何か大きなことが出来るわけではないので可能な限り希望を聞きました。
でも多分それが必要なことなんだと思います。
この時期、加えて便秘にも悩まされ乳酸菌の摂取を始めました。
僕は元々乳酸菌を摂取していたのですが奥さんはもう今はすっかり辞めてしまいましたw
乳酸菌は腸を整えて体調管理にも役立つのでおすすめです!
手軽に摂取する為に僕はビオフェルミンを愛用してます。
10連休をひたすら我慢して耐えると少しずつ動けるように。
多少なら、ということでしばらく休んでいた仕事へ復帰。
すぐに吐き気を催すのでエチケット袋も購入し出勤時、退勤時の電車に同行しました。
しかししばらくすると事件発生
切迫流産、完全安静
5月下旬、仕事帰りに出血。
タイミング悪くその日は僕が同行していませんでした。
様々な不安を抱え産婦人科へ。
待ち時間がものすごく長く感じます。
幸いにも子供達は無事。
しかし出血がひどいので大きな病院へ、と言われ千船病院へ。
病院に関しては双子なので病院選びは重要、と奥さんが事前に調べていました。
出産してからの対応のことも考えると出産出来る病院は限られていて、千船病院は候補にあった病院でした。
当初は奥さんの実家へ里帰りして出産を考えていましたが、実家から病院が遠かったりなど色々な問題があり、里帰り出産は諦めました。
双子を夫婦2人で見ることを決意した時です。
ベビーシッターや行政のサポートのことも調べていました。
結果的には1歳を迎えた現時点までこのようなサポートは使いませんでしたが事前の下調べはしておいた方がいいと思います。
救急で診てもらい、絨毛膜下血腫と診断。
8cm x 5cmぐらいの血腫で当時はお腹の中の子供達より大きい血腫でした。
切迫流産ということで完全安静の指示でした。
通常なら入院も視野に入るそうですが我が家は僕が基本的に家にいることが可能だったので自宅療養を選択。
再び寝たきり生活となりましたが、出来ること、やってあげられることは変わりません。
食べたい物、やりたいこと、読みたい本。
希望を聞いてあげることしか出来ませんがそれが一番です。たぶんw
当時なぜかローソンの悪魔のおにぎりにハマってましたw
流行っていた時だったか何店もローソン巡りしましたw
あと焼きそばのモッチッチ。
そんな生活を続けるとやはり問題は出るもので。。w
検診の時に、蛋白尿と言われしまい塩分を控えるようにと言われました。
少しずつ食べれる量が増えてきたので塩分控え目のデリバリーなど活用しました。
nosh(ナッシュ)
食卓便
便利、手軽にバランスの良い食事が取れるので妊娠中や体調不良の時などおすすめです。
僕は次の仕事の準備で徐々に家を開けることが多くなりましたが、奥さんの寝たきり生活は続きます。
検診の時など病院に行く時はタクシーアプリでタクシーを呼んで移動してました。
個人的には今更電話でタクシー呼ぶとか考えられないのでタクシーアプリ導入は絶対しておくべきです。
そのままアプリ内で決済まで済ませられますし、行き先もアプリ内で指定出来ます。
まだまだ対応している地域が限られているサービスですがタクシーアプリならこちらがおすすめ↓
この頃から奥さんは頻尿、寝れない、昼夜逆転の生活になっていました。
妊娠して以降は一緒に眠ることも出来なくなったので別々に寝る為のマット(セミダブル)を購入しました。
安かったけど良い感じの反発具合で使いやすいです。
のちにサイズ違い(シングル)を追加購入して和室で子供達と並んで寝れるようにしました。
今は寝室に移って寝ておりシングルは押し入れに収納しましたが、子供達は今もこれで寝ています。
安定しだした妊娠中期
7月に入り、体調はマシになってきたものの自宅療養は継続。
とはいえ全く動けない時期が過ぎ、少しずつ動ける様になりました。
ですが買い物に行くようなことはまだ出来ず。
そこで役に立ったのが皆さんもご存知のコープの宅配です。
週1回自宅まで届けてくれて妊娠中や小さな子供がいる場合、一定期間配達手数料が割引または無料になる「子育て割引」があります。
仕事をしていても、妊娠中でも、体調不良でも。
非常に助かるコープの宅配です。
我が家は今も利用させてもらってます。
徐々に動けるようになった奥さん。
体調の良い時には正式に仕事が始まった僕にお昼のお弁当を作ってくれました。
会社で食べる愛妻弁当。
しんどいのに作ってくれて本当に感謝です。
7月に判断しなければいけないことがありました。
いわゆる高齢出産と言われる年齢にあたります。
将来のことなど色々考えて羊水検査を実施。
実際に体を痛めて子供達の命を感じている奥さんには判断しづらいだろうけど、僕の中では結論は出ていました。
7月下旬に胎動を感じ。
8月に入ると急激にお腹が大きくなってきました。
9月からは長らく休んでいた仕事に復帰。
ですが双子ということで産休に入るのが早く、2週間程の出勤となりました。
とはいえ歩くのもゆっくりで体力もかなり落ちてるのでデスクワークがほとんど。
それでもやっぱりお腹が張ってきてしんどくなってきてたみたいです。
奥さんの職場もかなり配慮してくました。
9月中旬より産休へ。
職場復帰したもののあっという間に自宅生活へ戻りましたw
ですが大きなお腹で出勤することは男には想像も出来ない世界です。
イメージしているよりも大変な日々だったと思います。
妊娠後期、気付けばパパに
10月。
基本的には元気なものの大きなお腹と張りであまり動くことは出来ません。
出産予定日は12月末。
そろそろ名前を考えなくてはとプレッシャーw
親の指示により画数にこだわって考えてみる。
個人的には全く興味なし。。w
10月末、子宮頸管が短くなってるということで入院寸前。
いつでも大丈夫なように入院準備をしておく様にと先生に念押しされました。
そして11月中旬。
夜中に突然の破水。
しばらくパニックに陥るも奥さんが事前の準備をしっかりしてくれていたのでなんとか落ち着き、早朝に病院へ。
早朝でしたがこの時もタクシーアプリも使ってタクシーを呼びました。
緊急時にも使えるようにタクシーアプリは事前にインストールしておくことをおすすめします。
我が家の方針で。
出産時の陣痛に苦しむ様子など見せたくないとの奥さんの意向。
僕も見たくない(見てられない)と話し合って決めていました。
出産時の立会いもしないと。
朝から昼過ぎにかけてかなり苦しむ様子を目の前で見ていました・・w
無痛分娩という出産法を選びましたがそれでも陣痛には苦しむ様です。
見てられないような状態の苦しんでいる奥さん。
薬が効いてきたのか昼過ぎから少し眠りにつきはじめました。
夜中に破水してからずっと落ち着かず起きていたので少し一安心。
夕方になるとだいぶ落ち着いてきて、今日はさすがに出産はなさそうだね、なんて気楽に話していました。
ウサギも夜中からほったらかしにしてきてるし、とかw
何度か眠りについて落ち着いてたので、今日は一旦帰ろうと思って荷物を準備して看護師さんに一声かけます。
あ、じゃあ旦那さん帰る前にもう一度検査を、と。
わかりました、じゃあそれ見てから帰ります。
すると・・・
(出産)まもなくです
!?
!?
いや、こんなに落ち着いてて嘘やろ!?と思いながらw
なんか良く分からないままあれよこれよと分娩室へ。
あれ?オレ立会いする予定じゃないんだけど・・
と思いながらそのまま立ち会って無事に出産を迎えましたw
なんだか流されたような感じで立会いして、気付けばパパになってましたw
分娩中は無痛分娩というだけあって痛みはなかったみたいです。
夫婦で乗り越える妊娠
我が家は特殊で、双方の両親共に遠方で簡単に頼ることが出来ない状況で。
里帰り出産も諦めて2人で妊娠〜出産を迎えることにしました。
強烈なつわりとの戦い。
動けない。
陣痛の苦しみ。
我が家はタイミングが良く、僕が家にいる時期とつわりが重なっていたので出来る限りのサポートが出来たことは否定出来ません。
ですがやはり経験してみて思うのは、妊娠は女性だけで乗り越えるものではないということです。
もちろん妊娠も個人差があって、そんなに苦しくなかったという方もいると思います。
それでもやはりお腹は大きくなります。
大きくなったお腹と向き合いながら今まで通りの日常を送る。
そんなに簡単なことではないと思います。
少なくとも僕には出来ないと思いますw
妊娠期間中、周りの人からよく「奥さんを大事にしろよ」と言われました。
突然体が変化して苦しむ奥さんを目の前で見てきたので、僕は僕なりに最大限サポートしたつもりです。
男性の皆さん、「見えないところでもたくさんしんどい思いをしてるかもしれない」と考え、奥さんに向かい合ってみてください。
女性の皆さん、妊娠を自分の問題にせず、家族として旦那さんと一緒に歩みを進めてください。
未来を楽しく生きる為。
妊娠は夫婦で乗り越える
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